「ONEPIECE FILM RED」を何度も観て感じた感想!

2022年8月6日に公開され、177日目の2023年1月29日に終映となりました。

最終的な興行収入は国内で197億円となり、全世界含めると319億円の大ヒットとなりました。

www.onepiece-film.jp

 

私自身も今回の映画は30回観ました!

公開当初はこんなに見るとは思っていませんでしたが、結果何度も観たのにはいくつかの理由があると思います。

 

今回は何度も観て感じた3つのポイントについて書きたいと思います。

  1. REDを盛り上げた「ウタ」
  2. 監督が狙ったターゲット層
  3. ファンも読めなかった展開

 

1.REDを盛り上げた「ウタ」

 

www.onepiece-film.jp

初めてウタのビジュアルが公開されたのはジャンプフェスタでの映像だったと思います。尾田先生が「伝説のおやじを描くのに飽きた」というメッセージとともに叫んでいるような女の子の絵が公開されました。REDの第一弾のポスターの絵ですね。

 

それからONEPIECE公式の番組にて、歌唱Adoさん、セリフは名塚佳織さんというダブルキャストで演じられることが発表されました。

またこの番組内ではウタプロジェクトも発表され、ウタ日記や劇中で7曲も歌があることも発表されました。

なんといっても「ウタはシャンクスの娘」であることも話題となりました。

映画公開前からウタは注目されており、私自身はウタ日記で完全にUTAファンになってました。

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そして映画が公開されてウタというキャラクターが何者かが分かり、更にウタのファンになりました。

映画を見る前は「歌が7曲もあって、他のミュージカル映画のようにストーリーにあまり関係ないところで歌が挟まって展開が悪くなってしまうのではないか」という不安がありました。

しかし実際にREDを見てみると、ウタの感情や画面に合わせた歌が挿入されており、ちゃんとストーリーともマッチしていて、とても満足でした!

特になんといってもTotMusicaが始まってからの展開はゾクゾクが止まらなかったです。

 

Adoさんの歌声とダブルキャストと感じさせない名塚さんの演技が合わり、ウタが魅力的なキャラクターだったからこそ、今回の歌を中心にした映画は面白かったのだと感じました。

あと、ウタについてだと、ネズキノコの影響でウタが狂暴になっていきますが、TotMusicaを発動したときの闇オチしたウタの表情が忘れられません。

ああいう闇を持った表情をしたキャラクターはONEPIECEにはいなかったはずなので、そういう表情を描いたのも新しいONEPIECEだなと感じましたし、あの表情があったから私自身はウタがすごく好きになりました!

 

2.監督が狙ったターゲット層

記事の中で谷口監督は、「今回のターゲットはONEPIECEを途中まで読んで諦めちゃった人、あるいはONEPIECEを読んだことない人でも楽しめるような作品にしています」というような発言をされていました。

初見の人でも1に上げているウタの歌によって、ライブに行っているような感覚で映画を楽しめて、ONEPIECEを知っている人には原作ネタがいくつかあったので、「このシーンって原作のあれ?」といった感じで原作と照らし合わせて楽しめたかと思います。

私も処刑のシーンが出てきたときには、思わず前のめりになって驚いたのを覚えています。

実際に映画を見た後に周りのお客さんの会話などが聞こえてきましたが、ONEPIECEをあまり知らない人もいらっしゃったのを感じました。

特に印象的だった会話は「コビーって知ってたけど、あんなにかっこよくなってるの?」と話されていた方がいて、「最初のコビーは確かに小さかったからびっくりするよなぁ」と思いました。

今回の映画はエピソード0的な立ち位置だったので、幅広い世代、ONEPIECEにあまり詳しくない層も取り込めたことがヒットの要因につながったのかなと感じました。

 

3.ファンも読めなかった展開

やっぱり展開については触れずにはいられません。

なんといっても「ゴードンの正体」、「ウソップ&ヤソップ」は流石だなと思いました。

ゴードンに関しては謎のままだったので、ウタのライブが始まって会場をにらむような描写や、燃えさかるエレジアでウタに対して「すべてシャンクスのせい」と発言したあたりで、「あ、今回の黒幕はゴードン」なんだと思いました。

そして槍で貫かれて真実を語りだし始めて「あの時エレジアを襲ったのはシャンクスではなく…」までゴードンが黒幕でここから告白パートなんだと思ってました。

ここまで黒幕だと思わせてのあの展開にはすっかり脚本に騙されてしまいました。

SNSでの反応を見て、同じように騙された人が多かったですし、「ゴードンさん疑ってごめんなさい」みたいな投稿もありました。

少年漫画の作品としてもこういう展開はあまりない気がしています。

 

あとは私自身一番好きなキャラクターがウソップなので、今回の映画もどれだけウソップが活躍してくれるかドキドキしながら見ていました。

クラゲ海賊団と戦闘になるときに、ウソップだけ技を出さずに止められてしまったので「え、今回の映画はウソップ攻撃シーンなくて終わり…。」と思ってしまいました。

そのあとTotMusicaへ攻撃した後に吹っ飛ばされてルフィの近くに行ったとき、ルフィをウソップ、サンジ、ゾロがウタのもとへ向かわせようとしているシーンがありますが、「イーストブルー組だ!ウソップも一緒にルフィの背中を押してあげている!」と思って、もう今回の映画でウソップの活躍を見れたので良かったと思っていました。

そしたら「落ち着け、キャプテンウソップ!こういうときは冷静に…」からのシーンで「え、ウソップ何かするのか!?」となり、まさかの親子共闘が始まったので、ウソップファンとしては胸が熱すぎて泣きそうになりました!!

原作でも赤髪海賊団と麦わらの一味は遭遇していないので、この親子の連携によって共闘させるアイデアONEPIECEファンも想像できなかったのではないかなと思います。

 

映画を見た後の書き込みなんかを見ているとこの共闘によって、ウソップカッコいいといったものを見たので、ウソップ好きとしてはREDはまた忘れられない作品になりました。

本当にこの連携を思いついたのは天才だなと思いました。

 

 

初めてのブログでの記事なのでつたない文章になってしまい、最後はウソップ愛があふれてしまいましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

REDのイベントや舞台挨拶もたくさんいったのでその時の様子などもブログにまとめられたら良いなと思っています。

みなさんの感想も是非書いていただけるとありがたいです。